音楽家にとって、最も重要な基本的な言語は、イタリア語です。それは声楽家に限らず、どんな種類の楽器を演奏する人でもイタリア語だと私は思っています。
それは、まず基本的に楽譜に書かれている言語がイタリア語であること、そして、現代の西洋音楽の基盤を築き上げたのがイタリアだからです。
例えば、速さを表す用語で allegro と vivace は共に「速く」と訳されていますが、実際は、allegro は「陽気に」で、vivace は「活発に」という意味です。また、強弱用語でも、smorzando と perdendosi は「次第に、弱めながらおそく」とされていますが、smorzando(smorzareの変化) は「和らげる、鈍くさせる」で、perdendosi(perdersiの変化) は「迷う、まごつく」という意味です。
このように、ちょっとしたニュアンスの違いが分かれば、表現の仕方も変わってくると思います。
本当に音楽は楽しいものだと感じます。😊😃😉✨✨✨✨