
古代ローマ以来の声楽文化、中世イタリアの宗教音楽、俗謡伝統が積み重なって誕生したものと推測します。
古代ローマから初期キリスト教音楽はイタリア音楽文化の最初の基盤であったとされています。5世紀までの古代ローマの音楽文化は、声楽・詩・劇が強く結びついたギリシアの音楽理論を継承し、歌唱が祝祭・劇場・儀式の中心にあったと考えられています。詩と音楽の融合というイタリア音楽の本質的特徴がこの時期に構築されたと思われます。
6世紀から9世紀の初期キリスト教からグレゴリオ聖歌においては、教会の典礼音楽が整備され、単旋律の聖歌文化が確立され、流麗で歌唱しやすい旋律は後のイタリア的旋律美の源泉となったとされています。そして、聖歌は後の多声音楽の基礎的な素となり、音楽理論の中心となっていったと考えられています。









