国語力4

国語の読解力や論理構成力の水準が高いと、その力は外国語などの母国語以外の言語でも活かされやすくなるという言語転移のメリットの現象があると考えます。それに対して、母国語の文法に不明瞭さや悪い習慣などがあると、それが外国語にも影響してしまうことがあると感じます。母国語で豊富な語彙と表現を習得している人は、外国語でも抽象的な主題や複雑な感情の表現力が育ちやすいと思われています。語彙力と概念理解の深さについて、例えば、日本語特有の曖昧さ、微妙さ、ニュアンスなどの感覚が身についていると、それに似た概念を外国語などの母国語以外の言語で表現する時にもアレンジをしやすくなります。

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