古典派…イタリア音楽16

そして、同じナポリ楽派のパイジエッロが抒情性や繊細な感情表現を得意としたのに対し、チマローザは明るく快活なエネルギーと、洗練された機知を強みにしていたと考えます。代表作「秘密の結婚」は、軽快なアンサンブルと自然なドラマ展開が高く評価されていたようです。彼の鍵盤作品にも、オペラ的な要素が色濃く反映されており、歌うような旋律とリズミカルな推進力が魅力と思われます。

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