バロック期のフィレンツェ…。

バロック期のフィレンツェでは考古学的興味を持って、プラトンの理想、ギリシャ神話、ギリシャ悲劇などから音楽を想像して作品を創り出すことに専念していました。そしてシンプルで物語を語るように、感情を豊かに表現するために言葉を十二分に際立たせる歌唱法、つまりレチタティーヴォ様式の歌唱法を考案しました。それにより文学的・哲学的理想を音楽で表現する方法がバロック期に築かれました。…それでイタリアの声楽作品は言葉で表現されていることがそのまま音楽になっているのだなと感じる今日此の頃です。

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