フィレンツェのカメラータはモノディーで人間の言葉の表現力に従うための歌唱法を目指していました。そして、音楽は言葉、リズム、音の順であるというプラトンの音楽の概念の立場に立っていました。言葉の内容を表現する感情や情緒は言葉から始まると主張して、言葉の音価を音楽に再び取り入れました…。このことがレチタール・カンタンドの美学の基盤になったのだなと感じる今日此の頃です。