プロのクラシック音楽家こそが様々な視点で自由かつ柔軟な表現を用いてクラシック音楽を演奏すべきだと感じる今日此の頃です。機械ではないので同じ作品でも毎回同じに演奏するのではなく、いろいろな表現を試みて音楽を楽しむことが大切と感じます。そのためにはその音楽のバックグラウンドやその音楽を取り巻いていた事情の探究、強固な基礎に裏付けされた唱法、奏法、表現方法などが必要不可欠です。それらが充実したとき、一瞬一瞬の心の赴くままな表現が可能になると思う昨今です。