そして、バイエル教則本は様々な調性があり、自然とそれぞの調性の特徴を学べます。この調性のカラーというものを知っていると音楽表現に幅が出てきます。
本当に美しいメロディーの曲も多いので、音楽のメロディーの美しさを楽しんで弾けると思います。バイエル教則本の曲はきれいではないと良く言う人もいますが、素晴らしい演奏家が演奏するバイエル教則本の曲を聞けば、大変綺麗な曲だと気づかされます。また、例えばショパンのエチュードだけを素晴らしい作品集とよく言われる方がいます。確かに、ショパンのエチュードは素晴らしいと思うのですが、エチュードとは練習曲、教則という意味で何らバイエル教則本と変わりがないのです。つまり、ショパン教則本ということです。どの教則本もピアノを楽しく弾くためのテクニックや表現を学ぶものであり、作品としても優れているので、ショパンのエチュードは演奏会で弾けるが、バイエル教則本の曲が演奏会などで弾けないと考えるのは不思議ですね。
それに、これだけ初歩のピアノ技術を的確に学べるように書かれているものは他にないと感じます。多くの偉大な作曲家がバイエルのような教則本を作ろうとしましたが、このように成功はしていないと思います。
だからこそ、ピアノ学習者の学ぶスピードに合わせ、先生の判断に委ねることが大切だと思います。早く修了すればいいというわけではありません。バイエル教則本を学習中にここで学んだことを違う曲で試すのもいいと思います。それによりいろいろなことに気づきます。😄👌✨✨✨✨
ピアノを楽しく美しく弾くための最高の1冊だと思いますね。😊👍🌟