マスカーニのピアノに関する一考察 5

イタリア器楽はしばしば声楽的であると評されますが、その背景にはマスカーニら声楽・歌劇作曲家の影響があると考えます。ピアノ作品でも、旋律線の操作・使用法が後のイタリア作曲家にとって基準点となったと思います。歌唱芸術器楽という美学の継承です。
マスカーニの詩情豊かで劇的な音楽は、後のイタリア映画音楽に通じる感性を先取りしているとも考えられているようです。つまり、映画音楽への間接的影響があったと思われているようです。
マスカーニのピアノ音楽は歌心や旋律美に重点を置き、写実主義的情感や後期ロマン派的和声を巧みに扱い、表情豊かな音楽であると思います。

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