
日本語で自分の意見や考えを明確に述べたり、人前で話す修練を行っていれば、その表現力のトレーニングは外国語でも大変役立つと考えます。表現の内容を考える力は言語を変えても活き続けます。
国語教育で翻訳や対訳を経験することで、同じ意味でも言語によって表現方法や様式が違うという言語の多様性に気づくことができます。翻訳や対訳を通じて様々なことに気づきます。これは外国語に対する柔軟な理解力を育てる重要な歩みであると考えられます。
このように、国語の能力は外国語習得において、準備段階ではなく、根本的な地盤として有効に作用すると思います。