ミニ音楽史32!!!

ピアノの分野でも多くの演奏の名手たちが19世紀に出現しました。
クレメンティ(1752-1832)、フンメル(1778-1837)、ドゥシェク(1760-1801)、フィールド(1782-1837)、ツェルニー(1791-1857)、タールベルク(1812-1871)などの名前があげられます。
クレメンティはモーツァルトと競演して優れたピアニストとして名声をあげ、人生の後半は楽譜出版社や楽器製造会社を経営して成功しました。フンメルはモーツァルトとクレメンティに学び、ベートーヴェンと並ぶピアノの名手で、各地の宮廷楽長を務めました。ドゥシェクは各地を演奏してまわり、またピアノの演奏会の時に、ピアノをステージの線と平行に置くようにした最初の人物でした。フィールドはショパンの夜想曲の原型を作った人物でした。ツェルニーは数少ないベートーヴェンの弟子で、多くの練習曲を作り、その練習曲は現在でも世界中で広く使用されています。タールベルクは19世紀を代表するピアニストでした。
こうした演奏技巧の卓越した音楽家たちをヴィルトゥオーゾと呼びました。彼らの出現によって作曲家たちも彼らに合わせて、より難しい技巧の作品を書くようになり、こうした動きは音楽作品の進歩に大変寄与しました。
それではまた次回、ciao ciao!!

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