今日は、ドイツロマン主義音楽の大作曲家ウェーバー(1786-1826)についてお話しします。
彼の音楽活動は歌劇場の指揮者としての活動が中心でした。さらに、コンサートピアニストとしても優れた腕前を持ち、彼自身の奏法に合わせた優雅で華麗な作品を多く作曲したり、声も美しかったので歌手として十分に通用する技量を持っていたり、音楽評論・詩・長編小説なども書き、優れた文才を持っていたり、石版画にも長じていました。とにかく彼はとても多才な人物でした。
また、彼はとてもエネルギッシュな人物で、昼夜を問わず活躍することに集中し、その当時の怠惰なオーケストラのメンバーから反抗されても、オーケストラを含めた歌劇場のありかたを確立することにも情熱を傾けました。
彼は行動力に裏付けされた多彩な音楽活動をした音楽家といえます。
そして、ウェーバーの音楽はメロディックで、音の動きや音の響きに言葉で表現できないほどの甘さがあり、それが彼の作品の最大の魅力といえます。
それではまた次回、ciao ciao!!
ミニ音楽史30!!!

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