リトミック・レッスンについて2!!!!

前回は、聴音を解説しました。
まずは、新曲視唱を解説していきます。
新曲視唱とは、先生が新しい曲を生徒に渡し、生徒はその場ですぐに歌います。もちろん生徒はその曲を見たことも聞いたこともありません。
この新曲視唱には無伴奏で新しい曲を歌う場合と伴奏付きで新しい曲を歌うものがあります。無伴奏の場合、歌唱者が自分の音感だけで与えられた曲を歌っていきます。それは歌唱者本人の中に完璧な音感(音)があるかを確認します。。伴奏付きの場合は、ピアノ伴奏に合わせて、その音楽を感じながら曲を歌っていきます。歌唱者が伴奏から和声的に自分の歌う音を感じられる能力と伴奏に合わせて歌唱できるアンサンブルの能力があるかを確認します。つまり和声的音感とアンサンブル感覚が認識できるということです。
また、この新曲視唱と似ているもので、初見演奏というものがあります。ピアノの場合がそうです。初めてみる楽譜をその場ですぐに演奏していきます。これも新曲視唱と同じような能力が試されます。ただピアノの場合にはピアノの鍵盤の位置が感覚的に身についているかも確認できるのです。
次に楽典(音楽理論)についてです。ソルフェージュで行われる楽典は実践的なものです。和声的な和音進行をピアノで正確に覚え、そしてピアノでその和音進行を演奏できるようにします。1つの例として、与えられた新しい旋律の和音進行を即座に分析をしながら、ピアノでその旋律に分析した和音進行で伴奏をつけて、演奏していきます。この実践的な楽典を実行するためには、正確な楽典の知識が必要です。
そして、語学修得はソルフェージュを実践していく上でも、音楽を学んでいく上でも大変重要です。ソルフェージュの場合、新曲視唱の際に新しい曲がイタリア語の歌詞付きの時があります。また声楽の新しい曲を即座に歌唱したりします。その時に、イタリア語の正しい発音、フレージング、歌詞の意味などを正確に理解をし実践をしていく必要があります。当然のことながら階名もイタリア語なので階名で歌う場合でも語学の知識は必要不可欠です。音楽を学んでいくのに、国際語の英語を知ることで様々に変化していく音楽の世界を直接肌で感じることでしょう。また、音楽の共通語であるイタリア語を知ることにより、音楽を正確に表現でき、音楽の歴史も深く理解できるでしょう。

今まで解説してきたような大変難しいソルフェージュを子供向けに、子供が楽しんでできるように、“子供ためのソルフェージュ”としてのリトミック・レッスンをアリサカスクールで行っています。
もし興味がある方がおりましたら、お問合せフォームよりご連絡をください。

関連記事

PAGE TOP