リトミック・レッスンとは7!!!!

今日は“音の感性から視覚的感性へのアプローチ”について解説をします。
このアプローチはある音楽やあるメロディー、もしくはランダムに配列された音楽を聴いて、それを絵や視覚的なものに変えていきます。
例えば、あるメロディーを聴いて、その旋律で森のイメージができたら、その森を紙に描いてもらいます。そして、その生徒さんにとって森はどんな心情に結びついているのかを答えてもらいます。例としてワクワクする気持ちなどです。または、色彩を答えてもらってもいいです。あるメロディーを聴いて、金色をイメージします。そして、それがどんな感情と関係するのかを答えてもらいます。
この色彩と音楽を結びつけることは、音楽表現をするのに役立つと思われます。例えば、ある声楽作品の中のメロディーで白色をイメージしたとして、白色がその生徒さんにとって、純粋・誠実の感情の象徴だとします。そして歌詞が女性に対して「私を信じてほしい」と言っているものであれば、それは誠実な気持ちでその言葉を歌うことになります。また、ピアノ曲であれば、1のまとまりごとの音楽に映画のワンシーンのようなものをイメージをして、それに話をつけて、ストーリー仕立てにすることもできます。
このアプローチにおいて、もちろん音楽と美術の関係を感覚的に理解できるアプローチでもありますが、上記で述べたように動画のようなイメージを作り出せるアプローチでもあります。
そして、このアプローチは音感・リズム感→芸術性→視覚的感性という順番で機能します。
それでは、また次回ciao ciao!!

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