ソルフェージュ、音感!!!!

ソルフェージュとは聴音(曲を聴いて、楽譜に書き出すこと)、新曲視唱(楽譜を初見で、歌を歌ったり、ピアノを弾たりする)などの音楽の中でも重要かつ難解な科目です。
そこで、思いつくのが絶対音感と相対音感です。
絶対音感は、多分みなさんもよく耳にされていると思います。この絶対音感は簡単に言うとピアノの鍵盤通り音が聴こえる音感のことです。言い換えると固定ドとも言います。
そして、絶対音感に対して、相対音感というものが存在しています。
この相対音感はあまり耳にしたことがないと思います。これはピアノの鍵盤通り音を聴いているのではなく、ある特殊な方法で音を聴いているのです。
それでは、いざ相対音感の世界へ。
相対音感では基本となる音階があります。
長調:「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」
短調:「ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ♯・ラ(和声短音階)」
※短調の場合、和声短音階、自然短音階、旋律短音階があります。

例えば、ピアノので下記の長音階を弾きます。

「ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ♯・ソ」

そうすると相対音感を使って聴くと

「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」

と聴こえるのです。
これは、この2つの長音階の隣り合う音同士がすべて同じ割合で音程が離れているので、基本となる長調の音階の音で聴こえるのです。
もちろん短音階においても同じことが起こるので、すべて「ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ♯・ラ」に聴こえます。

ピアノで下記の短音階を弾くと
「ド・レ・ミ♭・ファ・ソ・ラ♭・シ♮・ド(和声短音階)」

このように
「ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ♯・ラ(和声短音階)」
と聴こえます。

つまり、相対音感とは簡単に言うと、ある音とある音がどのくらい割合ではなれているのかで、何の音なのかを判断していく音感です。相対的に音を聴き、判断していくのです。
相対音感は別名:移動ドと言われます。なぜなら、すべての長音階が「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」に聴こえて、常に始めのドの音が移動しているからです。
また、相対音感にはもう1種類存在します。それはまた次回に!!
それではciao ciao!!

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