崇高な音楽!!!!

今日は、歴史的見地から音楽の崇高さを考えてみます。
そこで2つの話を2回にわたって紹介します。

オスマン帝国時代、残忍なアムラッテ4世は、バクダードを侵略したその日、老若男女を問わず住民を皆殺しにせよと命じたのだった。哀れな人々に混じってペルシャの優れた音楽家であるシャクリもいたが、彼はアムラッテの王座へにじり寄り、死ぬ前にぜひとも許してほしいことがあると願い出て、次のように言った。「命が惜しいのではございません。ただこのあまりに素晴らしい音楽がわが身と共に消えてしまうのが、何とも心残りでならないのです。生きながらえてさえいれば、それを完成させる望みも抱けましょう。どうか私にこの神聖な音楽を完成させるだけの時間をお許しください。そうすればそれを目指す高さにまで至らせて、あなた様のご威光を仰ぎつつ、悔いなく死んで参れます。」そこで彼は技量の程を示すようにと命じられ、これに対してシャクリは、シャスカダル(この当時の楽器)を手に取り、その音に合わせながら、バクダードの占領とアムラッテの勝利を、それはそれは優しい声で歌ったのだ。それを聴いた暴君アムラッテ4世は涙を流して感じ入り、皆殺しを取りやめたばかりか、人々に自由を回復させた。

という話があります。
音楽は不思議な力を持っているのですね。
もう1つの話はまた次回。
それではciao ciao!!😊!!

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