前回、Cantabileについて話しましたが、それを助けるには、フルに想像力を働かせることが、とても重要だと私は考えています。
この想像力については、アメリカのニューヨークへ声楽の研鑽に行ったときに、先生によく指導して頂きました。
その先生は、声楽(テクニック等)というのは99%が想像力の世界のもので、1%はその想像力を助ける想像力だ、と言っていました。つまり、100%が想像力だということです。
これは音楽の様々なことに通じると思います。
例えば…
自分の歌声をどのようにしたいのかを具体的に考えます。
そして、その具体的に挙げたことを実現するには、どんなことが必要なのか(練習方法等)を考えます。
例として…
ボールを投げるように自分の歌声を放ちたいと考えた場合、歌声を唇の先から放ち、45度の角度で飛んでゆき、綺麗な曲線を描き、50メートル先に着地するといったものが自分の目の前に映像としてイメージできている、という感じです。
そして、唇の先から声を放つために、イタリア語の発音・音読練習をするなどの練習方法等を考えます。
様々なことについてイメージを掘り下げていきます。
音楽という目に見えない空間芸術を想像し映像化していきます。
それでは、ciao ciao!!😊😃😉!!