イタリアの朝市には、本当においしい果物や野菜がたくさん置いてあります。
イタリアの果物や野菜の味からも音楽のヒントになることがあると私は感じています。
例えば…
イタリアの果物は日本の果物よりも甘さにインパクトがあり、はっきりとしています。その甘さのハーモニーが口の中で豊かにひろがり、食べた後に満足感と一種の爽やかささえも感じます。
イタリアの音楽も同じで、日本の音楽と違った、旋律の美しさがあり、インパクトがあり、非常にはっきりとしていて一回聴いてだけで耳に残ります。また、その音楽のハーモニーが豪華で豊かなで、鑑賞した後は満足感と旋律の残り香のすっきり感を体感します。
このように何気ないところからも音楽との共通点を発見できると私は考えています。
音楽はその国の生活の中に息づいています。現地の人たちが何を食べ、何を見て、どのように感じているのかを常に鋭敏な感覚で捉えていくことが大切です。そして、それを日本人のアイデンティティーと比較検討し、取り入れるべきものは取り入れていきます。ただ決して外国かぶれにならないようにしながらです。日本人のアイデンティティーがしっかりとあるからこそ、その国の音楽を表現できるのです。
町の息づかいを五感で感じるひととき!!